教員・研究の紹介 2025
三浦 元喜 (みうらもとき)

学生のうちに
知っておきたかったこと


  • 歳をとると、説教臭くなる
  • 大学卒業者は、管理職に就くことを期待される
  • 面倒くさいことを面倒くさいと思うと勿体無い
  • なぜ中学・高校で部活に入れと言われるのか?
  • なぜ研究者は研究をするのか?
画像引用:https://anime-chi.jp/

みなさんは、なぜ
大学に進学しましたか?

  • 大学くらいは出ておけと親や先生に言われた
  • まだ就職したくない/遊ぶ時間が欲しいから
  • 部活やサークル等で友人をつくりたかったから
  • 就職に有利だとおもうから
  • エンジニア等、希望の職種に就きたいから
  • 技術・分野が自分の興味・関心に近いから
  • とくに考えていなかったが、入学できたので

あなたは、どういう「大人」
になりたいですか?



あなたは、世の中をどのようにしていきたいですか?

わたしたちのウェルビーイングカード Webサイトより
https://socialwellbeing.ilab.ntt.co.jp/tool_measure_wellbeingcard.html

研究内容

  • Human-Computer Interaction (HCI)
    • 人間とコンピュータの相互作用・関わり方
    • 情報技術/ネットワーク技術に基づく学習支援、創造活動支援

担当講義

  • 2年後期 基礎実験 (ネットワークプログラミング)
  • 2年後期 アルゴリズムとデータ構造
  • 3年前期 実験1 (IoTプログラミング)
  • 3年前期 ソフトウェア工学

今日のスライド資料

HCI: 人間とコンピュータの相互作用


  • モデル化(例:短期記憶に関するミラーの法則、フィッツの法則)
  • 可視化、仮想/拡張現実感、触覚、身体感覚
  • 入出力デバイス
  • 情報や知識の探索/表出/創造/共有/共創/学習/理解の支援技法

記憶に関する知見

  • 心理学者George Miller のマジカルナンバー7±2 (1956年)
  • 記憶の単位=チャンク(Chunk)
    • 0474780356
    • 047-478-0356
    • howtomakealmostanything (23文字)
    • How to Make Almost Anything

フィッツの法則 (1954年)

佐伯の二重接面論 (1998)

計算機とユーザインタフェースの歴史

  • バッチ処理 1940s-1960s
  • CUI (Character UI) 1960s-1980s
    • (1台のホストに複数の端末=Terminal)
  • GUI (Graphical UI) 1980s-
    • WIMP (Window, Icon, Menu, Pointing Device), Direct Manipulation (直接操作)
    • Windows95 デスクトップメタファ
  • マルチタッチ (iPhone は 2007年)
  • Virtual Reality, Augmented Reality, Mixed Reality
  • Tangible UI / Ubiquitous / Pervasive Computing / IoT

インターネット/Webの歴史

  • 1969 米ARPANET / 1972 イギリス・ノルウェー
  • 1984 日本 JUNET (Japan University NETwork)
    • メール・ネットニュースが先
  • 1989 HTML提案、1991 最初のWebサイト
  • 1993 グラフィカルなWebブラウザ(NCSA Mosaic)
  • 1995 Java (applet) / LiveScript→Javascript
  • 1997 Google検索
  • 1999 i-mode (9600bps)
  • 2007 iPhone
  • 2020 ChatGPT (大規模言語モデル LLM)
  • 博士論文:ネットワークアプリケーションのためのアニメーションヘルプと構造化文書の閲覧法に関する研究
    • ①Java appletにデモ機能付加
    • ②断片的なハイパーテキストの閲覧性向上
    • Web上の知識・リソースを加工し、利便性を高める

comDesk (2003)


  • P2P (サーバレス)の思想を取り入れた、柔軟なデスクトップ転送システム
    • サーバ/クライアントを意識せず、転送元・転送先をドラッグ操作で指定
    • Java言語で記述 → 動作環境を選ばない

AirTransNote (2004-)


Digital Pens for Student Learning


アノト方式ディジタルペン

画像引用:https://kyukyu.hiroshima-u.ac.jp/detail04.html
認知負荷:DP(Anoto) < PenTab < GTab

ReactiveWebATN (2015-)


  • 標準的なWebブラウザで筆記閲覧
    • タブレットの機種、OSを選ばない
  • ストリーミング型ディジタルペン
    • 書いている途中でも送信
  • WebSocket / Meteor.js

RodDirect (2004)

  • スタイラスの抜き差しと回転に基づく
    入力インタフェース
GroupKJ system: 付箋紙への書き込みと位置を記録・電子化するシステム (2009-)
JAISTでKJ法講習を受ける 2004.8.28

アイデアマラソン樋口先生 2007.2.21
行田市役所職員の方との勉強会 (2009.01)
KJ-Ho Workshop @ Leeds, UK (2011.10)
タブレット版GKJ (Webアプリケーション) (2017-)

AwareTable (2007)


  • 透過調光ガラスを用いたテーブルトップシステム
透過モード(左)で2次元コードのスキャン性能、不透過モード(右)で投影映像の視認性を向上させる

Anchor Garden (2008-)

Visual workbench for Java Programming

Anchor Garden is referred by


WordFlex (2014)

タブレット端末における日本語形態素解析を利用した文字列選択インタフェース

WordFlexでは「単語」単位の選択モードと、「文字」単位の選択モードを、ハンドル操作のスピードで動的に変化させる。
区切一致(単語単位の選択モード&選択タスクが単語区切り)のときに有意に操作時間が減少
AwareResponse:2次元バーコードを用いた簡易レスポンスアナライザ (2011-)
構成概念図
学習者用2次元コード:他人が見ても回答がばれにくいよう、選択肢A〜Dを文字列に埋め込んでカモフラージュしている
紙の「湾曲」度合いを付加情報として送信
手持ち負担軽減のため、置き型(ピラミッド型)を提案
置き型(ピラミッド型)での領域縮小を緩和するため、円の一部(円弧)を許容するランダムドットマーカー方式を提案

Project-based Learning


三浦のDemoサイト https://pjs.istlab.info/

(3年 実験1) IoT Programming

作品例


(九工大) 実践プログラミングPBL

大学卒業までのみちすじ

  • 1〜2年は講義中心
    • 基本的な知識・技能 (下積み)
  • 3年は実験
    • 基礎から応用へ
    • だんだん自由度が高くなる
  • 4年は卒業研究
    • 自分は何を探求する?
    • 仮説生成 → 実験 → 考察検証

メッセージ

  • 自分が 面白い と思う気持ちを大事にしよう
  • 面倒なときこそ「楽しむ気持ち」を忘れずに
  • 大学院でさらにスキルアップ&自分を表現
    • 学部3年までは無料で「学会」に入会できる
    • 【学会 ジュニア会員】で検索👀👍
    -
  • 次週の講義開始時間11時がレポート締切
Happiness Counter (SonyCSL) WISS2011

笑顔をみせたら開く冷蔵庫 (Link)

表情フィードバック仮説:笑顔をつくるとポジティブな感情が生まれ、幸せになる

Contact


Link